なんにもわからないんだけど、
私にもできる?
ひとつずつゆっくり読んでいこう!
はじめてホロスコープを読む方へ向けて、
基本的な資質を読むチュートリアルを書きます。
まずはこの記事を参考に、
ホロスコープ(出生図/ネイタルチャート)を作ってきてね。
昔は手計算が当たり前でしたが(汗)、今はネットで簡単にホロスコープ生成が可能です! きみのこえ当サイトのの占い技法・事例を参照しながら、自分で自分を占ってみましょう! 初心者向[…]
ホロスコープを読む前に①
西洋占星術では 、星座のことを「サイン」という。

「星座占い」でおなじみの「12星座」のことを、
西洋占星術では「12サイン」と呼びます。
じつは12サインと、実際の黄道12星座には、 位置の違いがあるのです。
外国では、「12サイン」と「12星座」は分けて呼ばれるのですが、
日本では翻訳がうまくいかなかったのか、混合されています。
この機会に、「12サイン」と言うようにしましょう。
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
①区分で読む

12サインには、2区分、3区分、4区分、デーカンなどの分類法があります。
まず2~4区分の分類法を覚えましょう。
この記事に、星座ごとのエレメント・クォリティを記載しているので、
参照しながら読み進めてください。
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①-①2区分で読む
サインは、陰陽(男性性/女性性)に区分されています。
それぞれ、こんな性格。
- 男性… 主体的、積極的、外交的、企画的
- 女性… 同調的、受動的、内向的、保守的
自分のホロスコープには陰陽どちらが多いのか、調べてみましょう。
①-②クォリティ(3区分) を読む
サインはまた、活動・固定・柔軟に区分されています。
それぞれ、こんな性格。
- 活動宮… チャレンジ精神。積極的。指導的。維持は苦手。
- 固定宮… 維持、持続、集中力、安定力。変化は苦手。
- 柔軟宮… 調整力。状況への対処・関係性の調停。企画や維持はやや苦手。
3区分は、以上の通りです。
自分のホロスコープには どのクォリティが多いか、調べてみましょう。
エレメント(4元素)を読む
サインは更に、火・地・風・水に分けられます。
それぞれ、こんな性格。
- 火… 企画力、推進力、精神性、興奮などを司る
- 地… 持久力、維持力、現実的、感覚などを司る
- 風… 情報力、流動的、非個人、知性などを司る
- 水… 共感力、愛情、情緒、仲間意識などを司る
自分のホロスコープにそれぞれのエレメントがいくつあるか調べてみましょう。
ホロスコープを区分で読む・例題
- 男4 / 女6
- 活動3 / 固定4 / 柔軟3
- 火1 / 地4 / 風3 / 水2
こういう配置の人であれば、
女性性・固定宮・地が比較的多いので、保守的な傾向があることがわかります。
火が少なめなので、自分から行動するのはちょっと苦手。
地が多めなので、先天的な才能をお持ちかも。
わけわかんなくなります。
いくらでも掘り下げられるからね。
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
②星の配置の偏りを見る

ホロスコープの中で星がどんなふうに偏っているかでも、
おおまかな傾向を掴めます。
- ホロスコープの左側にたくさん星がある人は、主体的な人生
- ホロスコープの右側にたくさん星がある人は、受動的な人生
- ホロスコープの下側にたくさん星がある人は、縁の下の力持ち
- ホロスコープの上側にたくさん星がある人は、目立ちやすい
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
③星のサインを見る

あなたのホロスコープの星のひとつひとつがどのサインにいるのか、
下記を参考にして調べ、読んでみましょう。
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「人生を発展させる方向性」が
「ちょこまかよく動く。色んなことやる。」ってこと?
意味わかんないんだけど。。。
後はなめらかな言語表現にするだけ。
ホロスコープの天体×サインを読む・例題
- 男性…主体的、積極的、外交的、企画的
- 柔軟宮…調整力。状況への対処・関係性の調停。
企画や維持はやや苦手。 - 風…情報力、流動的、非個人、知性などを司る
なので、
と読みます。
- 維持力はあまりなく、停滞や決めつけを嫌います。
- 飽きやすく、すぐ違うことを始めたくなる。
- 何に対しても、マルチに動きたいし、資質的にその方がうまくいく。
- 知性には多様性があり、なんでもすぐに覚える。
こんな感じに解釈を広げましょう。
「人生を発展させる方向性」が
「ちょこまかよく動く。色んなことやる。」
これでも大体合ってるんだね。
まずはざっくりとらえて、
それから細かく考察しましょう。
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
④ハウスのサインを見る

算出できません!!
ハウスが始まる線を、「カスプ」といいます。
「カスプ」のあるサインを確認しましょう。
無料ホロスコープをつくろうとしたんだけど、「ハウス分割法」を選べるみたいだよ。どれを選べばいいの? きみのこえ基本、「プラシーダス」でよいです。 今日は「ハウスの象意(意味)[…]
カスプが端っこにある場合は?
ハウスのカスプが「牡羊座28度」にあって、
そのハウスのほとんどを「牡牛座」が占めているとしても、
基本姿勢は「牡羊座」です。
年齢を経るごとに「牡牛座」要素が強くなります。
まずはざっくりとらえて、
それから細かく考察ね?
例題を出しますので参考にしてね
ホロスコープのハウス×サインを読む・例題
- 双子座…積極的に色々な情報を集め、状況に合わせて用いる
- 6ハウス…労務と健康のハウス
なので、
「仕事を変えやすい」
のが、働く時の基本姿勢と読みます。
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
⑤星のハウスを見る

あなたのホロスコープの星のひとつひとつがどのハウスにいるのか見て、
下記を参考に、解釈してみましょう。
>>ハウスの象意<<
無料ホロスコープをつくろうとしたんだけど、「ハウス分割法」を選べるみたいだよ。どれを選べばいいの? きみのこえ基本、「プラシーダス」でよいです。 今日は「ハウスの象意(意味)[…]
ホロスコープの天体×ハウスを読む・例題
- 太陽…人生を発展させる力
- 6ハウス…労務と健康のハウス
なので、
と読むことができます。
注意して欲しいのは、
【仕事をすることが、人生を発展させます。】
ではなく、
【仕事をすることで、人生を発展させます。】
であること。
【仕事をする】動機は、既にその人の中にある。
資質的に、
実務能力が高め・実務能力を重視する傾向
があるのです。
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
⑥アスペクトを読む

ここまでできたら、
下記を参考に、アスペクトを読んでみましょう。
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ホロスコープの星のアスペクトを読む・例題
- 太陽…人生を発展させる方向性
- 土星…人生の最終地点。堅実・責務・省略・定着
- トライン…温和な協力
なので、
- 人生を発展させようとする方向性が、
- 人生の最終的な地位にスムーズに行き着く、
つまり、
と読むことができます。
また、人生は堅実的な傾向になりやすく、冒険をしません。
利点と欠点は表裏一体。
つまりこのアスペクトは、
- 利点:安定的で堅実。
- 欠点:小さくまとまりやすい
ということです。
どんなに努力しても、
社会に受け入れられなければ地位にはなりません。
明後日の方向へ努力して消耗してしまう人もいるのです。
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
⑦支配星を読む

それぞれのサインには、支配星 (守護星という人もいる) があります。
支配星はなにをするの?
常にそのサインを豊かにさせます。
サインが国なら、支配星が王様です。
王様はたいてい、他のサインに出張していますが、
出張先で得たものを、自分の国に活かします。
下記を参考に、 支配星を確かめてみましょう。
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ホロスコープのサインの支配星を読む・例題
社会活動の入り口で助けてくれる」
と読むことができます。
- 結婚相手のために働く
- 結婚相手と一緒に働く
ということも考えられます。
どちらにしても大きな意味で、
他者の介在があって、それに助けられる
ということ。
働かなくてはならなくなった、
なんて場合も、「助けられる」に含むわけです。
動機として出てきませんからね。
「働く能力が増える」
「社会参加の機会を与えられる」
と考えられるわけか。
人間の都合で読んじゃダメなのね~
合わせ読む。
- 「細かい実務を機敏に忙しくこなす」人が、
- 「大胆で我儘・存在感の強い傾向の人」に振り回されている
図も見えてきます。
こういうクセがついていると、
仕事を変えても変えても、同じ傾向が再生されます。
【西洋占星術基礎】ホロスコープの読み方
⑧複合的に読む

今までに学んだことを、総合して読んでみましょう。
- 人生の中で、仕事の比重は大きい
- 働き方は、細かな情報を扱う&要求に応えていく、秘書タイプ。
- 仕事を変えがちな傾向はあるが、堅実志向。
- 社会的活動では、「存在感の強い人物」がキーパーソンになる。
- その人をなだめたり助けたりしているうちに、
問題処理能力などが向上する。 - 土星が10ハウス=最終的な経歴には期待できそうだが、
下積みが長い傾向。
「仕事を変えがちな傾向はあるが、堅実志向」
って、矛盾してない?
意味が矛盾する場合の読み方
仕事を変えがちな傾向はあるが、堅実志向。
一見これは、矛盾しているように見えますが、
例えば、
- 転職は多いが、同じ業種・職種でしか働かない
- 独立は考えず、お勤め中心
などの制約的要素があると考えましょう。
あるいは、
という読みでもいい。
「流動的にマルチに、お勤め的な仕事をする」という要素を、
色々な言葉にしてみましょう。
「転職が多い人に頻出する座相」はありますが、
「転職する座相」はありません。
全体的に見て推理する!
6ハウス双子座、7ハウス獅子座ですから、10ハウスは蠍座あたり。
ということは、組織につかまりやすいです。
同じ会社の中でたくさんの転勤を経験する
こういう傾向の解釈が現実に合っている可能性が、より高くなります。
占星術で「性格診断」するということ
ここまでの作業を、
最低限「 星10個+Asc+MC 」すべてでやることが、
「性格診断」の入り口です。
太陽サインだけを参考にする「星座占い」が
的外れなのは当たり前だと、
もうおわかりいただけたのではないでしょうか。
度数を細かく読み、
ハーモニクスやハーフサムなどを用いれば、
「性格診断」、つまり資質のより詳しい占断が可能です。
しかし初心者は、まずここから。
自分で占えば無料ですからね、ぜひこの機会に習得しましょう!
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