人生の節目のアラームだね!
7年に一回大掃除&模様替え、
28~29年に一回リフォーム工事。
というわけで、土星の象意、説明してまいります!
西洋占星術 土星とは(意味)
- 人生の骨格
- 劣等感を感じやすいところ
- 型(形式・名目・契約・肩書など)
- 安定・凝固・萎縮
- 平均
- 責任・義務・権利
- 維持・保守・恒常性
- 達成・限界
- 老成・遅延
- 組織・序列
- 父親・年上の男性・権力者
土星は「固める」力です。
例えばプリンを作る時、
熱した液状のプリンを容器、つまり「型」に入れて、
「冷やして凝固」させますよね。
プリン液はその時に量を決められ、容器の形ぴったりに固められます。
その
- 「制限」
- 「明確な形成」
- 「冷えて固まることによる安定」
- 「これ以上形は変えようもない完成形・限界」
を象徴するのが土星です。
土星が象徴する「平均」
つまり、「型」があって、その「型」に合うようにやるわけです。
要らない部分は切り落とされますし、
至らない部分は補充されます。
土星のトランジットの時、退職したり昇進したりする人がいるわけです。
人生の枠組みから逸れる活動は停止させられる
特に、大人になっても月や金星の好みで生活を埋めているような人に、
しばしば土星のトランジットは脅威になります。
例えば家の中で趣味をやっていたいのに、
自治会長を押し付けられるとか。
配偶者が職を失って、29年ぶりに働くことになりました、とか。
せっかく「ラクな仕事」に就職できたのに辞めることになった、とか。
でもそれもあきらかな前進です。
土星は「人生の骨格」であり、人生の基準。
土星には「社会常識」という象意もありますが、
そもそも「社会常識」って、普遍的なものではありません。
- 何浪かして東大進学を果たした経歴を持つ30代の「社会常識」
- 兄弟に進学を譲って働いてきた30代の「社会常識」
- 歌舞伎町でホストに入れ込んだ過去を持つ30代の「社会常識」
- 救急の看護師として色々な重症・重傷を見て来た30代の「社会常識」
同じであるはずがないですよね。
厳密にいえばひとりひとり違うんですよ、「社会常識」は。
ただそれを「平均化」してみると、
- 〇〇家の「社会常識」
- 〇〇県民の「社会常識」
- 〇〇民族の「社会常識」
- 〇〇国の「社会常識」
こんなふうに階層化することができ、
それもまた「型」を示す「土星」の管轄です、ってだけで。
土星の「骨格」の「恒常性」は、
30年くらいしか持たない。
「社会常識」は「恒常的・普遍的」なものと思われています。
真に「恒常的・普遍的」なものではないけれど、
人間は長いスパンで大局的に物事を見るのが不得手なので、
占星術の教科書にある土星の象意としても、そうなのです。
で、この「骨格」は「最終的な達成イメージ」を表すのですが、
7年に一度「方向性修正」のための点検があり、
28~29年くらいに一度書き換えられます。
30手前・定年頃に「最終的にこうなりたい」というイメージを変えるわけです。
トランスサタニアンの影響が強い人は、
自分の土星ばかりではなく、世の中の土星、
「制度」や「常識」を変えるべく動いたりもします。
「基準」だからこその「劣等感」
「基準」はつまり「できて当然」のことですが、
土星は実際には「最終的な達成」でもあるので、
「できない」ことに「劣等感を感じやすい」ということになります。
そこにこだわりがあるから感じるのです。
こだわりがなければ、できなくても気にしないでしょ。
片づけないと、何度でもつついてくる。
大掃除と同じで、土星の要求はたいてい
- やりたくない・めんどくさい
- 一念発起しないとできない
- 片づけたいけど片づけ方がわからない
- やり過ごしたい
みたいなことが多いです。
特に、
あたりで、
後回しにしてきた「片づけなければならないこと」が噴出することが多い。
でも同時に、この時期結婚する人もいるわけです。「片付いて」るでしょ。
トランジット土星はいつでも「お片付け」を表す
例えばトランジット土星が1ハウス運行中なら、
- 基本的な習慣・リズム
- 今後28年の基本姿勢
の方向付け・見直し期間です。
「こりゃ今のままじゃこの先通用せんな」
と思わされる出来事も多くなります。
その気づきがなければ、直そうとしませんからね。
2ハウスなら、収入源・支出に関わることで見直しが入ることが多いです。
土星はプログレスの月と並ぶ、正確で実用的なタイマーです。
7年ごとの「修正」期間と、28~29年ごとの「大リフォーム」、
せっかくなら「型」の拡張のために使いましょう!