前に、占い直しは勧めませんと書きました。
果たして問題解決に役立つでしょうか?
と。
今日は、「悪い占い結果」が存在しない理由についてお話します。
前提として、腕のない占い師の「予言」は除きます

- 「あんたは一生結婚できない!」
- 「あんた、地獄に落ちるわよ(古)」
- 「アナタ、死期が近づいてる! 来年死にます」
こんなこと言うのは百発百中おかしな人なので、
言われたことは忘却の彼方に葬り去ってください。
間違っている占いと断定できる理由は?
きみのこえは命占と卜占を使い分けますが、
どちらにしても、占断(占い結果)を出すには「解釈」を通します。
「〇〇星座だから××」ということは言えません。
例えば天王星と火星の組み合わせ、あるいは死神は、
断絶する、突発的に物事が終わるなどの象意を持ちます。
ハウスやアスペクト、スプレッドでの位置を参照して、
この象意に詳しい意味付けをしていくのです。
エネルギーを他に振り分ける方法を考えることだって、できるんですよ。
だって、まだなにも起きてないんだから。
一生〇〇できない
確かに、「結婚が致命的に向いていない相」「結婚が決まらない要素が多すぎる相」は存在します。
例えば、
- 基本的に重度のキャリア志向で、今は大運が落ちているから弱気なだけ
- 資質として、1人に決めて家庭を築いていくタイプではなく、世間の価値観に従おうとするとノイローゼになる可能性大
- 親の圧力が半端ではなく、人生のシフトチェンジが非常に難しい
などです。
でもね、大運は流動的。 「ずっと」といえる根拠はないはずなんです。
運勢は、膠着しない
人が立ち止まっていても、運勢は常に動いているんですよ。
「結婚する」のは可能なんです。
障害が多いとか、いい将来が見えないから勧められないとか、色んな理由はあっても、
結婚できないというわけではないです。
これから不幸になる系の占い結果について
こういうことを言う人ほど人気が出るのは、需要があるからです。
確かに、3年先を見ても5年先を見ても年運がハードで、
「こりゃすごいな~・・・」と唸ってしまうことはありますよ。
でも、かえってそういう星回りの方が元気な人って、多いです。
つまり、あっちでこっちで問題が起きて、解決しまくる数年になるわけ。
状況が動かない方がよっぽどイヤって人は多いんですよ。
で、問題解決を重ねる分、確実に力がつく数年間になります。
占い直しをしたいのはわかる。でも、結果は同じ

クライアントが、わらにもすがる思いで、
「もしかしたら違う結果かも?」と来てくださっているのは、
痛いほどよくわかっています。
でもたいてい、きみのこえが占い直しても、同じ結論です。
さて、何度も出てくるそれは「悪い結果」でしょうか?
今の今は、受け入れがたい結果かもしれませんね。
でも、特に30代!!
「合わない」というのは、本当に重く見た方がいいよ。
どうしてか、例をあげてみましょうか。
よくある例:恋愛占いで合わない、相手が良くない、別れた方がいいと言われた。
初回、
来年の年運に別離が示されていて、危機がありそう。
でも、5ヶ月後に出会い運がある。
2年後に社会運発展(結婚運)があるので、今の人とは別れて他へ目を向けた方がいい
という占い結果だった。
改善といっても、資質の相性の問題なので、どうしようもない部分が多いことは説明。
その上で、ぶつかってしまう原因を説明。
基本的にはぶつからないように、クライアントが我慢をすることになります。
クライアントが維持を望んだため、初回はこれで、ぶつからない方法を示して終了。
そして半年後、
彼と合わないことを実感していて、愚痴も多いのに、彼と結婚しようとしている。
ぶつからないように我慢できたのは2~3ヶ月くらいで、喧嘩ばかり
「彼を生まれ変わらせる方法を教えてください」が主な質問
1年半後の結婚運にはまだ間に合うから、今からでも他に目を向けたらどうか助言するも、
「もう年齢も年齢だし、なんだかんだ一年半続いてるし・・・」と煮え切らない。
そして1~2年後、
しかし、結婚運とは社会運なので、運気上昇と共に仕事が忙しくなる。
結果、社会運を仕事に使い果たしたような形に終わり、
昇進して肩書を手に入れたが、恋愛からは遠ざかってしまった。
こんな例は、いくらでもあります。
まあ決断できないまま葛藤することも、ホロスコープには見えるのですが、
それ、なにも「恋愛・結婚」に使わなくたっていいのになと思ってしまう。
その時は苦しくても、二度とない転機だったことがわかる

例えば、
- 恋人と別れた
- 退職を余儀なくされた
- 交通事故に遭った
これらはみんな、「悪い」ことですよね。
でも、5年後のあなたから見て「悪い」ことかどうかはわかりません。
「転換点」では、一見避けたいような出来事も、転機として起こります。
しかしそれは、よりその人らしい方向性へ軌道修正するためのインパクトなのです。
恋人と別れた
- とても傷ついて、立ち直るのに3年かかったが、その間がむしゃらに勉強した
- 結果、4年がかりで国家資格を取り、転職できた
- そうしたら転職先で今の夫と出会い、1年交際してゴールインした
こんなお話は数多くあります。
「恋人と別れて、とても傷ついた」経験がなかったら、今はありませんよね。
立ち直れないほど落ち込んで、
悩みたくないために時間を勉強につぎ込んだので、今があるのです。
退職させられた
- パワハラまがいの圧力をかけられて、自主退職させられた
- 落ち込んでいたが、家にいたら、今まで子供と全く関わっていなかったことを思い知った
- 家族関係の溝は深かったが、少しずつ旅行に出かけたりするようになった
- 再就職先は自然に、残業時間の少なさや通勤時間を重視して選んだ
退職を契機に、生活方針が一変してますよね。
5~6年で移行すると、本人的には転機を自覚しづらい。
後から振り返った時、「ずいぶん変わったなあ!」と驚くのです。
年齢域・進行太陽イングレス・転換点の組み合わせがあると、こんな感じのことが起こりやすい。
交通事故に遭った
- 事故に遭って入院し、会社からクビ宣告され、恋人にフラれた
- 入院中、3年会っていなかった両親と再会した
- 鬱病・勤め先の数多くの労基違反・恋人の浮気が判明した
- 両親のバックアップがあり、残業代請求に漕ぎつけた
- 地元に帰ってまともな会社に就職した
事故というインパクトによって、
本人が気づいていなかった&余裕がなくて無視していた問題が、
すべて表面化されていますよね。
強制的に、片付けないといけない状況に立たされている。
「事故った、クビ宣告された、フラれた」のコンボじゃ、
その時は「死にたい」くらいのことを思っても不思議じゃありません。
でも、そのままじゃもう進めないところまで来ていたんですよ。
助かるために事故ったようなもんだな、と占い師的には思ってしまいます。
自分でインパクトを起こして断捨離するのが最善と思いますけど、
病気で、毎日が必死で、現状をきちんと把握できなかったんですね。
「悪い」結果かどうかは、まだわからない

占いは、「なにが起こるのか予言する」ためのものではありません。
「なにを起こせばいいのか」考えるためのものと思ってください。
「いい結果が出ますよーに!」という姿勢で、何度占い師を変えても、
なんにも解決しないですよ、本当に。
今この瞬間も、一度きりのものです。
発展する時期に打ち出し、バイオリズムが沈む時に人生を考えましょう。
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