木星があらわすのは、
「幸運」じゃなくて「拡大・増殖」ね!!
>>トランジット木星の効果<<
木星が来るから12年に一度の幸運期!! きみのこえとは、限らんのだな 今日はこんな話題。 石井ゆかりさんがよく「木星が来る時は幸運じゃなくて耕耘期」[…]
というわけで、今日は木星の象意について書いてまいります!
西洋占星術 木星とは(意味)

- 拡大
- 増大
- 増殖
- 善意
- 肯定
- 養育・保護
- リラックス・怠惰
- 精神性
木星が利いている人(=月とタイトなアスペクトがあるなど)は、
たいていおおらかで、善人で、自分にも他人にも甘いです。
「木星が利いたチャートなのに、仕事で成功しない、、」
なんてなお悩みをたまに聞きますが、
圧倒的に作業量が足りていないというね(笑)
それよりも月を気持ちよくさせるようなこと、
例えば11ハウスの月なら、
仕事なんかよりも新しい可能性開拓に動くわけです。
ワークショップやセミナーに行ったり、みんなと語り合ったり。
出生図での木星は、
努力しなくても発展しやすい場所を指す。
逆に、6ハウスの月に10ハウスの木星がトラインなら、
これはめっちゃくちゃ働きます。しかも出世しやすいです。
ただ、
「バリバリ仕事して、競争でぶっちぎりの成績を出す」
みたいな「めちゃくちゃ働く」ではない。
この「働く」は、火星の「働く」です。
木星の「働く」は、もっと協調的。
上述の例では月が6ハウスですから、地位の高い人に重宝されて、
秘書的・腹心的に地位を上げていく感じと読みます。
火星の積極性が否定の力なら、
木星の肯定は受動的な力なのです。
本当の木星開発は、年齢域46歳~から

本当の意味で自分の中の木星パワーを高めていくのは、
木星の年齢域である46歳以降。
45歳くらいまでに、火星域で「個人的な追求」をガッツリやって、
自分のことはもういいや、と達観して、
というか、自分はこのありのままでいいんだ、と受容して、
今度は周りの人を見ていくわけです。
実際このくらいの年齢から、おじちゃんおばちゃんになって、
知らない人に鷹揚に話しかけるようになったりしますよね。
羞恥心とかもなくなってきて、受容能力が高まります。
火星を発達させなかった人の木星は、単に怠惰。
集団の中で自分を立たせようと、
- 熱くなって、
- 躍起になって、
- 無謀でも挑戦して、
- 壁を越えていこうとする
火星時代は、一生懸命に生きようと思うほど大変です。
でもここで経験を積んでいない人の木星は、
- ものすごく狭い視野で「善」をなそうとする
- 流され続けて人生に一貫性がなくなる
- 怠惰でなにもしない
なんてなことになりがち。
社会的チャンスはいっぱい来るんですよ、木星強い人は。
でもそれは、個人の発展性には構っていません。
自分の方向性とは違う仕事ばかりやって、目的が見えず、
ある日ふと、
「自分はなんでこんな、人の手伝いばっかやってるんだ?」となったりする。
木星の発展は「よきかな」

いいかげんで、おおらかで、増やしがちで、楽天的です。
木星はだから、
ま、細かい詮索はしないで信じてみるか
という性善説的な力。
ま、細かいことはええから、でっかいのをどっさり作ろう
というアメリカンパワー。
ま、失敗してもええが。いい経験じゃ。やってみな
という許しの力。
仕事? ええよ、置いといて!
という、受容の力。(安請け合いともいう)
よきかな、よきかな。世界は美しい
という、地上的な目的の見えない、いいかげんなパワーです(笑)
どうして木星が愛されるのか、わかるでしょ。