今日は10ハウスの説明です!
無料ホロスコープをつくろうとしたんだけど、「ハウス分割法」を選べるみたいだよ。どれを選べばいいの? きみのこえ基本、「プラシーダス」でよいです。 今日は「ハウスの象意(意味)[…]
西洋占星術 第10ハウスの象意

アンギュラーハウス
- 社会的到達点・地上的自己実現
- 職業・肩書き・社会的地位
- 特定の社会的集団・上下関係・タテ社会的組織
- 社会的名誉・社会的野心・集団に貢献すること
情緒的な一体感のために「個」を手放しますが、
10ハウスでは「社会適応」という形でそれをします。
「社会適応」した、大人としての意識・姿勢ですから、
ナマのままの自分は曝け出さないわけです。
全裸や上下スウェットで会社へ行くわけにはいきません。
動きづらくて息苦しいスーツを着て、
きちんと髪を整えたり、お化粧をしたりして出かけます。
個人的な好き嫌いやワガママは封印して、
歯車の一個になるのが「社会適応」です。
10ハウスは「社会的達成」
ある特定の場所、具体的な立場において「個」が消え、
集団的な地位を得る、という感じです。
要するに「田中太郎」が
「●●商事係長」とか「課長」になるわけです。
「椎名裕美子」さんが「椎名林檎」になります。
「椎名林檎」はどうしたって、
「椎名裕美子さん」という個人じゃないのですよ。
Ascに示されている衝動の「結末」

Mcは「最終的な社会的達成」でもあります。
この近くに星が上っている場合、
「カルミネート」といって、
その星がその人の社会活動の表看板のような感じになります。
たとえば、きみのこえは水星カルミネートですが、
毎日なにかしら膨大に書くような生活です。
社会活動の行きつく先が詳しく見えてきます。
あと2つハウスが残っているのに「結末」?
そう、10ハウスが示すのは「地上的な結末」です。
11ハウスからは未来や、
あるいは時間に拘束されない精神領域での活動をしていきます。
10ハウスはあくまでも「特定の場での達成」です。
地上的に「Ascの衝動を完成させる」ために、
どうしても6ハウス→10ハウスのプロセスを辿り、
社会の意向に沿ってやっていく必要があるからそうであるだけで、
人間の成熟はここで完成じゃないわけです。
10ハウスは「特定の場」
「田中太郎」が
「●●商事係長」とか「課長」になったとして、
●●商事を辞めてしまったら、その地位は彼の手には残りません。
10ハウスは
であり、
でもあるのです。
10ハウスが強い人の特徴

やはり基本的に
- 社会適応能力
- 野心と出世力
- 責任感と目的達成能力
が高い傾向。
野心があるからこそ出世傾向なのですよ、
意欲がまずあってこそ、
そこへ向かって努力するわけですから。
仕事中毒者、多い。
ただ6ハウスが過剰な人もそうであるように、
特に火星なんかが在室していると、
超スーパーワーカーホリックにもなりがちですし、
バカにするきらいも出て来ます。
バランスよく行こう、なるべく。
10ハウスが強すぎると、
成功のための自己抑制がギッチギチにキツくなる印象です。
その代わり、
成果はキッチリ収めている人がほとんどだけどね。
「その時代・その場」の「常識」のなかに
自分を収める傾向なので、
結果的に自分の突出した意見や才能、
つまり自分の「天王星部分」を
自分で抑えてしまうケースもあります。
特に10ハウスが土・水サインの人。
使い慣れていないものは、
トランジットで来た時に事故りやすいです。
なんでもそうです。
目的意識は非常にたいせつだけど、
完全な一辺倒にはならないようにね。